主訴
来院の2週間前、朝起きると耳の後ろに痛みがありました。
首の寝違えかと思い気に留めませんでしたが、数日経っても痛みが治らず、水を飲むと口の左側から水が溢れてしまいました。
顔を見ると、口が垂れ下がっており、瞬きもできずまぶたが垂れ下がっていたため、脳梗塞かもしれないと疑い病院へ。
MRI・CT検査の結果、脳に異常はなく「顔面神経麻痺」と診断されました。
入院を勧められ、点滴と飲み薬で経過をみることになりました。
退院後も口が動かしにくく話しにくい状態が続き、特に飲み込みにくさがあり、食事はきざみ食しか食べることができませんでした。
「西洋医学だけではダメかもしれない」と考え、入院中に当院のHPを見つけ来院されました。
施術内容と経過
1回目
食事がしにくいという観点から、喉の状態を整えるよう足のツボに鍼施術を行いました。
また、花粉の影響もあり鼻の通りが悪い状態だったことから、肘のツボに鍼をし、鼻のつまりを解消しました。
~4回目
少しずつ食事で固形物が食べられるようになってきました。
口の動きはスムーズになり、話すのに違和感はなくなりました。
~9回目
瞬きもスムーズになりまぶたの垂れ下がりも改善し、食事も好きに食べたいものを食べられるようになりました。
主に使用したツボ
基衝L 肘鼻L 咽橈L
考察
顔面神経麻痺の回復において、喉や鼻の炎症が神経にダメージを与えてしまうケースがあります。
今回の症例では、顔の麻痺だけでなく、まさに鼻・喉の2つの点に集中して施術を行うことが、症状全体の早期改善に繋がる重要なポイントとなりました。
お困りの方はお気軽に当院へご相談ください。
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