10代女性 ラムゼイ・ハント症候群によって引き起こされた顔の麻痺の改善症例

5月24日の夜、右耳が聞こえづらくなりました。
翌5月25日に、笑うと右顔が動かないことに気づき、イヤホンをすると耳が痛む状態でした。
5月26日に耳鼻科を受診し、「顔面神経麻痺」と言われ大学病院を紹介されます。

5月28日、大学病院で「ラムゼイハント症候群」と診断され、点滴、投薬、ブロック注射が行われました。
この時点での柳原法（顔面麻痺の重症度を測る指標）の点数は12点でした。

病院の治療だけでは不安を感じたお母様がインターネットで調べ、顔に鍼を刺さない当院の施術を選び来院されました。

顔の動きをチェックすると、目は多少閉じられるものの、「イー」の口の動きが全くできず、うがいが漏れる状況でした。
身体を確認すると、首に強い圧痛（押すと痛いこと）がある箇所を突き止めました。
その箇所が緩むように、手足のツボに鍼施術を行ったところ、頬に力が入るようになり、「イー」の動きが出始めました。

学校で友達から「動くようになったね」と言われたとのことでした。
引き続き、首が緩むように鍼施術を行いました。

病院の検診で、柳原法の点数が34点に上がったと言われました。
さらに顔が動くようにアプローチするため、腰の硬さを解消する施術も追加しました。

顔の動きに左右差がなくなり、ご本人が顔のことを気にしなくなったため、施術を終了としました。

天竜R 張陽R 腎兪R

子供が鍼を受けることは、まだまだ多くはありません。
当院の顔に鍼を刺さない技術であれば、鍼が怖いと思っている人も救うことができると考えています。

お子様が顔面神経麻痺になってしまい、悩んでいるお母様にぜひ読んでほしい症例です。

お困りの方はお気軽に当院へご相談ください。