主訴
3ヶ月前に頭痛が起こり、脳外科、整形外科を受診しましたが、MRI検査やレントゲン検査では異常が見られませんでした。
その後帯状疱疹が起こりうがいができなくなったため皮膚科を受診し、大学病院へ紹介入院。
そこでラムゼイハント症候群と診断され、顔の筋電図は12%と診断されました。
医師からは3ヶ月ほどで良くなると言われたものの、一向に回復せず月日が経ってしまいました。
2週間前には首の痛みも出てきたため、「このままでは改善しないのではないか」と考え、首のコリに注目している当院のHPを見て来院されました。
施術内容と経過
1回目
身体を触診すると、首や肩のコリが非常に強く、顔への血流を妨げている状態だと感じられました。
顔面神経に関係する首・肩のコリを緩めるため、手や大腿部(太もも)のツボに鍼施術を行いました。
5回目
病院での定期健診に行ったところ、前回よりも若干だが良くなっていると言われたとのことでした。
〜15回目
その後も施術を続け、15回目には7割方動きが回復してきたとのことです。
食事や顔の動きを気にせずできるようになり、ご家族の方にも喜ばれたそうです。
〜32回目
さらに施術を続け、32回目には見た目に違和感はなくなってきました。
現在は、麻痺からの回復過程で起きる「共同運動」(意図しない動きが他の箇所で起きてしまう状態)が起きている箇所を改善するため、施術を継続中です。
主に使用したツボ
頬腿R 面谷L 北翼L
考察
発症から3ヶ月経っても顔の回復が見られなかったのは、強い首や肩のコリが原因で、顔面神経への血流が悪くなり、神経に必要な栄養が運ばれていなかったと考えられます。
神経に十分な栄養が行き届いていなかったため、神経が正常に働けていなかったことが、回復が遅れていた原因となっていた症例でした。
お困りの方はお気軽に当院へご相談ください。
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