こんにちは。はりきゅうルーム岳 代表の大石です。
「喉の奥がイガイガする」「後鼻漏が続いている」「何度も咳払いをしてしまう」
このような症状が長引く場合、上咽頭炎が関係していることがあります。
上咽頭炎に対してストレッチだけで炎症を改善することはできませんが、首や肩周囲の筋肉の緊張を和らげることで、喉周辺の違和感が軽減する方もいます。
今回は、上咽頭炎について医学的に解説するとともに、ご自宅で取り組みやすいストレッチや鍼灸でできるサポートをご紹介します。
上咽頭炎とは
上咽頭とは、鼻の奥と喉の境目に位置する部位で、呼吸をする際の空気の通り道であるとともに、細菌やウイルスなどが体内へ侵入するのを防ぐ免疫機能を担っています。この部分の粘膜に炎症が起こる状態を上咽頭炎といいます。
原因には、風邪などのウイルス感染や細菌感染、アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎、空気の乾燥、喫煙、胃食道逆流症などがあります。炎症が慢性化すると、喉の不快感が長期間続くことがあり、日常生活にも影響を及ぼすことがあります。
症状
上咽頭炎では、喉の奥のイガイガ感や異物感、後鼻漏、痰が張り付くような感覚、頻繁な咳払い、慢性的な咳などがよくみられます。また、声のかすれや飲み込みにくさ、耳の詰まった感じを伴うこともあります。
さらに、喉の違和感によって首や肩に力が入り続けることで、首肩のこりや頭痛を感じる方も少なくありません。
これらの症状が数週間以上続く場合は、耳鼻咽喉科で上咽頭の状態を確認し、原因に応じた治療を受けることが大切です。
上咽頭炎に効くストレッチ
現在のところ、ストレッチによって上咽頭炎そのものが改善することを示す十分な医学的根拠はありません。
しかし、首や肩の筋肉の緊張を和らげることで、喉周囲の違和感やこわばりの軽減につながる可能性があります。
おすすめなのは、背筋を伸ばして座り、首をゆっくり左右に倒して20~30秒ずつ伸ばすストレッチです。
次に、肩を大きく前後に10回ずつ回し、肩甲骨を意識して動かします。
さらに、両手を後ろで組んで胸を開き、深呼吸をしながら30秒ほど姿勢を保つことで、猫背による首周囲の緊張を和らげることが期待できます。
ストレッチは痛みを我慢せず、呼吸を止めずに行うことがポイントです。
また、十分な水分補給や室内の加湿を心掛けることで、鼻や喉の粘膜の乾燥を防ぎ、症状の悪化予防にも役立ちます。
鍼灸でできること
鍼灸は上咽頭炎を直接治療するものではありませんが、身体全体の状態を整え、不快な症状の軽減を目的とした補助療法として活用されています。
施術では、首や肩周囲の筋肉の緊張を和らげ、血流を促すことで、喉周辺の違和感や首肩のこりの改善を目指します。また、自律神経のバランスを整えることで、睡眠の質や慢性的な疲労感の改善をサポートし、身体が本来持つ回復力を発揮しやすい状態へ導きます。
耳鼻咽喉科での治療と鍼灸を併用することで、局所だけでなく全身のコンディションを整えながら、症状の改善を目指すことが期待できます。
まとめ
上咽頭炎は、喉の奥のイガイガ感や後鼻漏、咳払いなど、さまざまな症状を引き起こすことがあります。ストレッチだけで炎症を改善することはできませんが、首や肩の緊張を和らげることで、喉周辺の不快感の軽減につながる可能性があります。
症状が長引く場合は、耳鼻咽喉科で適切な診断と治療を受けることが大切です。そのうえで、日々のストレッチや生活習慣の見直し、必要に応じて鍼灸を取り入れることで、より快適な状態を目指すことができます。
上咽頭炎による喉の違和感でお困りの方は、ぜひはりきゅうルーム岳までお気軽にご相談ください。
この記事の執筆者
| 代表 大石 竜也 はりきゅうルーム岳 代表 国家資格:はり師・きゅう師(国家資格) アスレティックトレーナー(国家資格) JSメソッド認定鍼灸師 Re Voiceメソッド認定鍼灸師 「耳鼻科のお役立ち情報ブログ執筆中」▶︎note |
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はりきゅうルーム岳 代表として臨床の最前線に立ちながら、YouTubeチャンネル登録者数50万人超の発信活動も統括。
科学的根拠と臨床経験に基づく独自メソッド「JSメソッド」「Re Voiceメソッド」の認定鍼灸師として、耳鼻科領域の施術に取り組んでいる。
医師監修
| 黒崎 成男先生 所属学会 資格: 日本精神神経学会専門医・指導医 日本栄養精神医学会 ▶︎Quora |
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