こんにちは。はりきゅうルーム岳 代表の大石です。
「胃もたれが続く」「食後にお腹が張る」「便秘や下痢を繰り返す」など、胃腸の不調に悩んでいませんか?
胃腸の働きには自律神経が深く関係しています。そして、自律神経の一つである迷走神経は、脳と胃腸をつなぐ重要な神経です。
今回は、胃腸の不調と迷走神経、そして上咽頭炎との関係についてお話しします。
胃腸の不調と迷走神経の関係
迷走神経は脳幹から首、胸部、腹部へと走行し、胃や腸などの消化管の働きに関わっています。
胃の運動や消化管の分泌、内臓から脳への情報伝達などにも関与しているため、迷走神経の働きは胃腸の状態と密接に関係しています。
また、胃腸と脳は迷走神経などを介して双方向に情報をやり取りしており、これを「腸脳相関」と呼びます。そのため、ストレスや睡眠不足などによって自律神経のバランスが乱れると、胃腸の働きにも影響することがあります。
胃腸の不調でみられる症状
胃腸の働きが乱れると、食後の胃もたれ、胃の不快感、腹部の張り、吐き気、食欲低下、腹痛、便秘、下痢など、さまざまな症状が現れます。
特に、検査で大きな異常が見つからないにもかかわらず症状が続く場合には、胃腸の運動や知覚過敏、自律神経、ストレスなどが関係していることがあります。
上咽頭炎との関係
では、上咽頭炎と胃腸の不調には、どのような関係があるのでしょうか。
上咽頭は鼻の奥にある部位で、炎症が起こると粘膜の腫れや浮腫、後鼻漏、咽頭の違和感、頭痛、倦怠感などが生じることがあります。
上咽頭周辺には自律神経系と関係する神経が走行しており、炎症や浮腫によって周囲の神経が刺激・圧迫されることで、迷走神経の働きに影響することがあります。
迷走神経は胃や腸の運動にも関係しているため、上咽頭の炎症によって迷走神経の働きが乱れると、胃腸の運動や消化機能に影響し、胃もたれ、腹部膨満感、食欲の変化、便通異常などの症状につながることがあります。
このように、上咽頭の炎症をきっかけとして、自律神経を介して胃腸の不調が現れるケースも考えられます。
鍼灸でできること
鍼灸では、胃腸だけを見るのではなく、睡眠、疲労、ストレス、首や肩の緊張などを含め、身体全体の状態を確認します。
胃腸の不調に対する鍼灸では、胃腸の運動や症状、自律神経機能などへの影響について研究が行われています。
上咽頭炎に伴って首や肩の緊張、頭重感、睡眠の質の低下、疲労感などがある場合には、それらの状態も考慮しながら施術を行います。
鍼灸によって身体の緊張を緩め、心身がリラックスしやすい状態をつくることで、自律神経を介して胃腸の働きを整えることを目指します。
まとめ
胃腸の働きには迷走神経を含む自律神経が深く関係しています。
上咽頭炎による炎症や浮腫は、周囲の神経や自律神経系に影響し、迷走神経を介して胃腸の働きにも影響することがあります。
「喉や鼻の奥の違和感と胃腸の不調が同時にある」「胃腸の調子だけでなく、疲れや睡眠の問題もある」という方は、症状を一つだけで考えるのではなく、身体全体の状態を確認することが大切です。
はりきゅうルーム岳では、お一人おひとりの身体の状態を丁寧に確認し、全身をみながら鍼灸施術を行っています。胃腸の不調や上咽頭炎に伴うさまざまな不調でお悩みの方は、ぜひご相談ください。
この記事の執筆者
| 代表 大石 竜也 はりきゅうルーム岳 代表 国家資格:はり師・きゅう師(国家資格) アスレティックトレーナー(国家資格) JSメソッド認定鍼灸師 Re Voiceメソッド認定鍼灸師 「耳鼻科のお役立ち情報ブログ執筆中」▶︎note |
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はりきゅうルーム岳 代表として臨床の最前線に立ちながら、YouTubeチャンネル登録者数50万人超の発信活動も統括。
科学的根拠と臨床経験に基づく独自メソッド「JSメソッド」「Re Voiceメソッド」の認定鍼灸師として、耳鼻科領域の施術に取り組んでいる。
医師監修
| 黒崎 成男先生 所属学会 資格: 日本精神神経学会専門医・指導医 日本栄養精神医学会 ▶︎Quora |
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