

長引く鼻や喉の不調について
もしかすると、複数の炎症が関係しているかもしれません。
「鼻水が止まらない」「痰や咳がなかなか治まらない」「喉の痛みがずっと続く」
そんな症状にお悩みではありませんか?
実は、鼻や喉の炎症にはいくつかの種類があり、それぞれ症状の出る場所や原因、対処法が異なります。
本記事では、主に見られる4つの炎症『鼻炎・副鼻腔炎・上咽頭炎・咽頭炎』について、それぞれの特徴や原因、そして一般的な治療法をご紹介します。
ご自身の症状がどのタイプに当てはまるのかを知ることで、より適切なセルフケアや治療への第一歩となるはずです。
今回は、4つの症状に見られる炎症の違いと、日常で実践できるセルフケアのポイントもあわせて解説していきます。
長引く鼻や喉の不調には、主に『鼻炎・副鼻腔炎・上咽頭炎・咽頭炎』の4つの炎症が関係していることがあります。
これらの症状は、それぞれ炎症が起こる場所や原因、現れる症状に違いがあります。まずは、それぞれの特徴を理解し、どの症状が当てはまるのかを見ていきましょう。
1. 鼻炎(びえん)
鼻炎は、鼻の入口から中間あたりに炎症が起きる症状です。この部分に違和感やムズムズ感、軽い痛みがある場合、鼻炎の可能性が高いと考えられます。
【症状】
鼻炎の主な症状は、次のような特徴があります。
- 透明でサラサラした鼻水が出る
- くしゃみが頻繁に出る
- 目のかゆみを伴うこともある(特にアレルギー性鼻炎の場合)
【原因】
鼻炎の原因は、アレルギーや風邪(ウィルス感染)がきっかけとなることが多いです。
通常、鼻炎の症状は数日から数週間で自然に改善しますが、繰り返し発症することで慢性化することもあります。特にアレルギーが原因の場合は、季節や環境によって再発しやすくなります。
【病院での治療法】
耳鼻咽喉科では、一般的に以下のような治療が行われます。
- 抗ヒスタミン薬:アレルギー症状を抑える
- ステロイド薬(点鼻薬など)で炎症を抑える
必要に応じて、環境整備(ハウスダスト対策など)の指導がされることもあります。
2. 副鼻腔炎(ふくびくうえん)
副鼻腔炎は、鼻の奥、特に鼻の付け根周辺にある副鼻腔(鼻の周りの空洞)が炎症を起こす病気です。副鼻腔はおでこや頬、眉毛の上あたりにも広がっているため、これらの部分に痛みや違和感を感じることがあります。
【症状】
副鼻腔炎の主な症状として、
- 黄色や緑色で粘度の高い鼻水が出る
- 顔面痛(鼻や頬、おでこに強い痛みがあり、触ると痛む)
- 鼻づまりによる嗅覚の低下
鼻づまりによる嗅覚の低下黄色や緑色の粘度の高い鼻水が出ることがあげられます。
黄色い鼻水の場合は、ウイルスや細菌との戦いが終わり、症状が改善に向かっているサインです。徐々に白や透明に変わることが多いです。
一方で、緑色の鼻水が出る場合は、細菌感染がまだ続いている状態です。数日で治る場合は問題ありませんが、数週間から1ヶ月近く続く場合は医療機関の受診をおすすめします。
【原因】
副鼻腔炎は、風邪などのウイルス感染や細菌感染による炎症の悪化によって発生します。
副鼻腔炎は慢性化しやすく、特に緑色の鼻水が長引く場合は「慢性副鼻腔炎」と診断され、数ヶ月にわたって症状が続くことがあります。
【病院での治療法】
副鼻腔炎に対する耳鼻咽喉科での一般的な治療法は、点鼻薬(炎症や鼻づまりを和らげる)や抗生物質(細菌感染が疑われる場合)の処方のほかに、ポリープができた場合は手術が検討されることもあります。
副鼻腔炎は重症化しやすいため、症状が長引く場合や強い痛みを感じる場合は、早めに耳鼻咽喉科を受診しましょう。
3. 上咽頭炎(じょういんとうえん)
上咽頭炎は、鼻の奥の裏側、ちょうど喉ちんこの奥あたりにあたる「鼻と喉の境界部分」で炎症が起きる疾患です。
【症状】
主な症状として、以下のものがあります。
| ■後鼻漏(こうびろう)
鼻水が鼻から外に出ず、喉の奥に流れ落ちる症状で、上咽頭炎に特有のサインです。 ■長引く空咳(乾いた咳) 特に夜間や話をした後に出やすく、なかなか治まらないのが特徴です。 ■喉の中程度の痛み 咽頭炎ほど強くはないものの、違和感や軽い痛みが続くことがあります。 ■声がかすれる・出しづらい 炎症で腫れた組織が声帯の振動を妨げるため、声が通りにくくなります。 ■自律神経の不調 倦怠感や朝のだるさなどの症状が出ることもあります。これは、上咽頭の近くを通る「迷走神経(自律神経の一部)」に炎症が影響するためと考えられています。 |
【原因】
上咽頭炎は、以下のような要因によって発症することが多いとされています。
| ■風邪が長引いた場合
ウイルスや細菌による炎症が、上咽頭にまで広がることがあります。 ■胃酸の逆流(逆流性食道炎) 胃酸が喉の奥まで上がってくることで、上咽頭の粘膜が刺激され炎症を起こすことがあります。 ■鼻炎・副鼻腔炎・咽頭炎などからの炎症の波及 鼻や喉の他の部位で起きた炎症が、上咽頭まで広がって発症するケースも多く見られます。 |
【病院での治療法】
病院では、上咽頭炎には以下のような治療法が用いられます。
| ■鼻うがい
生理食塩水で鼻の奥を洗浄し、炎症の原因となるウイルスや細菌を洗い流します。 ■Bスポット療法(EAT) 上咽頭に直接、抗炎症薬などを塗布する治療法です。慢性上咽頭炎に対して特に効果が期待されます。 ■抗ヒスタミン薬の服用 アレルギー性の要因が関係している場合、抗ヒスタミン薬で症状を緩和します。 |
上咽頭は喉の中でも特に奥まった位置にあるため、他の炎症に比べて治りが遅い傾向があります。
例えば、急性の咽頭炎が治った後も「後鼻漏が続く」「声がかすれる」といった症状が長引く場合は、慢性上咽頭炎へ移行している可能性があります。
症状がなかなか改善しないと感じたら、耳鼻咽喉科など専門の医療機関を受診することをおすすめします。
4. 咽頭炎(いんとうえん)
咽頭炎は、喉の下の方(咽頭)に炎症が起きる疾患です。
【症状】
主な症状には次のようなものがあります。
- 喉の強い痛み(唾を飲み込むのもつらいほど)
- 痰が絡むような重い咳
- 発熱を伴う
- 喉の赤みや腫れ
「鼻の症状がほとんど見られないこと」が咽頭炎の大きな特徴です。また、頭痛が起こることも少ないとされています。
【原因】
原因としては、主に、細菌やウイルスへの感染によって引き起こされます。
【病院での治療法】
耳鼻咽喉科などでの一般的な治療法は、
- 抗生物質の投与(細菌性の場合)
- のど飴やうがいなどで喉を潤し、炎症を和らげる
などがあります。
咽頭炎による喉の痛みが強く、日常生活に支障をきたす場合は、早めに医療機関を受診することが大切です。
鼻や喉にみられるこれらの症状は、単独で現れることもありますが、複数が同時に発症するケースも非常に多く見られます。
特に、炎症による「熱」は体の上部へと上がる性質があるため、鼻炎や副鼻腔炎、咽頭炎などの炎症が長引くと、最終的に上咽頭に症状が集まりやすくなります。
例えば、「風邪は治って熱も喉の痛みも治ったはずなのに、声が出しにくい」「鼻水が喉の奥に流れる感じが続く」といった症状が残っている場合、急性咽頭炎から慢性上咽頭炎へ移行している可能性があります。
本来、それぞれの症状に適した治療法はありますが、耳鼻咽喉科などでは一般的に、主に目立った一つの症状に対して処方が行われることが多くあります。
そのため、炎症が複数の場所に分散している場合、処方されなかった部分の症状が改善されず、そのまま慢性化してしまうこともあります。
こうしたリスクを避けるためにも、ご自身で「今どの症状が出ているのか」「いくつかの症状が重なっていないか」を意識して把握することが大切です。それが、適切なセルフケアの方法を見つける大きな手がかりになります
鼻や喉の炎症には、単独で起こるものや複数が組み合わさるものがあります。これらの炎症に対して、日頃から意識して取り入れてほしい栄養素があります。
そのひとつが、「オメガ3」と呼ばれる栄養素です。オメガ3は、さまざまな炎症のセルフケアに役立つとされています。
今回は、オメガ3の効果と、それを多く含む食品についてお伝えします。
オメガ3の効果とは
オメガ3には強い抗炎症作用があり、鼻炎や副鼻腔炎、上咽頭炎、咽頭炎といったさまざまな炎症を抑える効果が期待されています。
特に、症状が慢性化している場合や、炎症の予防としても効果的です。
オメガ3を多く含む食べ物は?
オメガ3は、豊富に含まれています。
イワシ、サンマ、サバといった「背の青い魚」のほか、マグロやカツオにも多く含まれています。
毎日の食事に手軽に取り入れたい方には、ツナ缶もおすすめです。
そのまま食べられて調理も簡単なので、忙しいときでも無理なくオメガ3を摂取できます。
鼻や喉の不調が長引くと、日常生活の質が大きく損なわれてしまうこともあります。つらい症状としっかり向き合い、適切な治療とともに、日常のセルフケアも取り入れていくことが大切です。
もし症状に不安がある場合は、早めに医療機関や専門家に相談しましょう。
「急性声帯炎」で全く声が出なかったが、1週間で出るようになりました
風邪と無理がたたってか、声が出なくなり病院へ行くと、「急性声帯炎」と診断されました。「薬を飲み終わる頃には治るでしょう」と薬を一週間分もらましたが、少し出る程度で全く話せませんでした。
一週間後にどうしても人前で話さなくてはならない事があり、なんとかして話せる程度まで声を治したいと、色々探していたところ、「鍼治療がいいんじゃない?」と知人に言われ、試してみようと思いました。
実際に治療を受けてみると、施術後すぐにはもちろん効果は感じられませんでしたが、一晩寝て起きると、私の場合1回目で声が出る様になり、驚きました。
先生の丁寧なカウンセリングはとても心強かったです。
一週間で3回治療して頂き、おかげさまで、無事、大事な発表を終えることが出来ました。声帯が悪いので首まわりに鍼を刺すことになるのかと、勝手に思っていたのですが、顔周りではなく、手、足、肩等に施術して下さるので、怖くなく、安心して治療を受けることが出来ました。
一週間でここまで劇的に症状が良くなったのは、はりきゅうルーム岳さんの鍼治療に出会えたからだと思います。本当にありがとうございました。
H・A様 女性 27歳 千葉県浦安市 会社員
※お客様の感想であり、効果効能を保証するものではありません。
声帯の反回神経麻痺でかすれた声が4回の鍼灸治療で回復!
何かの原因で声がかすれてしまいました。最初はただの風邪だったと思いきや、3週間経っても治りません。耳鼻科に行ってカメラで診てもらい、声帯の反回神経麻痺だと言われました。
重大な病気の可能性があるためCT検査を受けて、それでも原因不明ということでした。そこでネットで調べたら鍼で声が戻ってくるという記事を読んで、耳鼻科専用の岳さんを見つけました。
初めての鍼でしたが、最初からの説明と対応が非常に丁寧で、まず安心しました。なぜこの鍼使うのか、なぜここに刺すのか、どのような効果が得られるのか、ちゃんと説明してくれました。質問は何でも答えてくれます。
1カ月半通い4回目の後の週に声が急に戻って来ました。他に何もやっていないので、間違いなく鍼の効果だと思います。また病院に行ってカメラで診てもらったら、声帯がちゃんと動いていることを確認できました。医者に「何かやりましたか」と聞かれて、「鍼治療を受けています」と自慢しました。
鍼治療受けるかどうか迷ってるいる方、まずは受けてみてください。岳さんの良いところは、スタッフの素晴らしい対応です。クリニックもすごくきれいでリラックスできます。これからも治療を受け続けたいと思います。
B・M様 女性 32歳 東京都墨田区 通訳
※お客様の感想であり、効果効能を保証するものではありません。
声を使うことに抵抗を感じていた私が、鍼治療で満足できる声になりました!
元々歌うことが好きで、よく歌を口ずさんだり、カラオケに行ったりしていました。5、6年ほど前から声が枯れやすい、ザラザラするなどの症状が現れるようになり、最初は声変わりだと思っていたのですが、日に日に状態は悪くなるばかりでした。
耳鼻科に行き、喉を診てもらっても特に異常はなく、次第に歌うことえの抵抗感も募っていきました。ある日発声障害などについて調べていたところ、はりきゅうルーム岳を見つけ、始めは声の治療に鍼が効くのか不安でしたが、受けてみることにしました。鍼の治療を受け1ヶ月ほど経ち、目に見えて効果が現れてきました。以前はできなかった声の響きを作れるようになり、特に中音域が出しやすくなっていました。今では症状は完治し、声も満足に出ています。
T・Y様 男性 20歳 東京都足立区 学生
※お客様の感想であり、効果効能を保証するものではありません。



























お電話ありがとうございます、
はりきゅうルーム岳でございます。